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辺見庸 「もの食う人びと」を読みながら食育を考える


辺見庸・著 「もの食う人びと」 (角川文庫)を読み始めました。

私の読書時間は、毎晩、布団に入ってからの数分だけなので、
1回に数ページしか読めなくて、なかなか先へ進まないのですが、

それでも、その時間が楽しみでもあります。

もの食う人びと (角川文庫)

この本は、筆者がさまざまな地域を旅してその地の食べ物を食べ、
食を通して人々の生き様を表したルポルタージュ作品。

今はまだ、十数ページを読んだだけなのですが、冒頭から衝撃を受けました。
その章のタイトルは、「残飯をくらう」

バングラディッシュの食堂で、筆者が最初に食べたご飯。
上に載っていたお肉を口に運ぼうとしたところで、通訳が止めます。

その肉には、歯形が……

その店は、残飯を売っている店でした。

腐敗臭を消すために、線香が焚かれていて、
筆者は、水っぽくて、酸っぱいと感じつつも
その地の食事ということで食べていたのでした。

バングラディッシュでは、残版を商う業者がいて、
レストランなどで食べ残した食べ物が流通しているといいます。

金持ちは作りたての美味しい食事ができますが、
貧しい人々は、腐りかけた食べ残しを当たり前のように食べているのです。

やむにやまれぬリサイクルではあるのでしょうが、
衛生状態などを考えると危険ですよね。

飽食の日本に住んでいて、心苦しさを感じつつも
正直、胃の奥がク゜ッと来てしまうのを止められませんでした。

日本は、食べ物の無駄の多い国だと言います。

作って30分たった商品は売りませんとか言って、
食べられるものを捨ててしまうこともあります。

農作物が豊作過ぎて価格がつかないので
せっかく実った作物をトラクターでつぶしてしまうこともあります。

一方では残飯で命をつないでいる人がいて、
一方では、食べられるものを捨ててしまう人がいて、

なんとも、複雑な気分になりました。

それでも、私たち日本人も、少しずつは変わってきているように感じます。
工夫して無駄を出さないように努力しはじめています。

食べ物を大切に無駄なく食べることを提唱するのも食育の役割なのです。

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